丸田 宗彦 Maruta Munehiko
略歴
1961年
丸田正美の二男として生まれる
1980年
浜田庄司氏の三男篤哉氏に師事(四年間修業)
1984年
黒牟田に帰り作陶始める
1987年
内田皿屋窯を開窯
2000年
皿屋川登窯開窯
2002年
NHK、BS「器・夢工房」に出演
2003年
NHK、BS特集「器・夢工房」に出演

丸壺に注口が付いた片口は、古くは縄文時代よりみられるものですが、実用に適したものとなると李朝のもの以外にはあまり見ることができませんでした。
これを実際に使ってみると、徳利とも通常の片口とも異なる楽しさがあるのですが、様々な酒盃との取り合わせの相性が広く、酒を入れやすく洗浄も容易であるという利点もあります。
ぜひ一つは手元に置くと、酒器の楽しみはずいぶん豊かに拡がりますよ!

 

丸田宗彦さんの丸壺には、氏ならではの魅力が集約された傑作が多いのですが、ギャラリーラボで制作をお願いするまで、この小丸壺に口の付いた「注壷」は作っていなかったそうです。
私共はぜひ丸田さんの注壷を欲しく、皆様にもご紹介したかったので無理をお願いし、ようやく1年余りかけて5点揃えましたのでどうぞご覧下さい。

 

丸田宗彦ならではの重厚な深みのある釉調で、取り合わす酒盃を選ばず、盆にセットすればとても良い空間が演出されます。見ても楽しく、酒切れもよく手重りも程良い秀作に仕上がっています。

 

絶対おすすめですよ。
ですが・・・私用のものがまだありません。皆様が要らなければ私が大喜びで買いますのでどうぞお手柔らかにお願いいたします。

2019年1月11日

ぐい呑をいつも連れて歩く方には、この酒器袋が絶対おすすめですよ!

 

私事ですが、外出時には「何時何処で何事が起こるやらわからない」ので、必ずぐい呑を仕込んだ酒器袋を携帯しています。ですので有事の際には、いつでも直ちにぐい呑を取り出すことが出来ます。役に立ちますよ。
酒器袋は、鞄に入れたりそのままぶら下げて歩いたりしますので、強度と適度のクッションをもちぐい呑を保持することと、美しく「品」を有し、出し入れの際楽しいことが必要条件です。
仕覆を転用するには弱く、ほかに見立て使いができる袋はなかなか見当たらないものです。

 

今回髙石美江子氏に依頼して出来上がってきた酒器袋は上質の古布を使用し、上記の要素を充分に満たして、細部まで神経の行き届いた仕上がりになっておりますので、大切な酒盃を納めて眺めているだけでも満足いただけるかと存じます。
紐は長めにとっていますので、「巾着結び」にも充分対応できますが、短めがお好みの方には少し切ってご使用下さればと思います。

 

ごあいさつでも申し上げましたが、ギャラリーラボではかなり早くから、この「酒器袋」を提案し、その展覧会なども催してまいりましたが、このたび先述の条件を満たすものを制作して頂ける方を得て、久々のご紹介となりました。

 

ぜひお手に取ってご覧の上、日々の座辺にて使って下されば幸いです。